バルト海岸バケーション ~2
2009年 08月 23日
カルヴィアはリゾート町です。
特に観光名所はなく、町の端から端まで歩いて行けるくらい小さいのですが宿泊施設はたくさんあります。
町のほとんどの建物が宿泊施設、または普通の家屋でも一部を観光客に貸しているという感じでした。
ポーランド南部の山地にある宿泊施設であれば年中通して宿泊客がいます。
春夏秋はハイキング、冬はスキーができるから。
でもバルト海岸は冬はほとんどと言っていいくらい観光客がきません。
海風は寒いし、天候はどんよりグレーの日が多いし。
なので、こういったリゾート町は夏は人でいっぱいですが冬はシンと静まり返るようです。
夏は本当に稼ぎ時です。
夏のバケーションを楽しんでいる多くの人たちのほとんどが実はワルシャワ人です。
町のあちこちに駐車してある車のほとんどはワルシャワナンバーでした。
部屋の前で。よくこのピクニックテーブルで食事しました。
砂遊び始めたら止まらない
あるレストランで
この辺りはカシュブ地方の一部なので、あちこちのレストランにはカシュブ独特の花柄(参考1、2、3)を描いた装飾が見られました。
カシュブ地方では本来、ポーランド語ではなくカシュブ語が話されます。
道路標示もポーランド語とカシュブ語の両方で書いてあることもしばしば。
ポーランド語とちょっと似ているけど単語がまったく違うものがあると理解できないです。
東京弁と関西弁の違いくらいかな?
滞在中は天候に恵まれてほぼ毎日晴天、気温も30℃になったりと夏日よりだったのですが、
水温はものすごく冷たく、19~20℃。
泳ごうにも寒くて縮みあがってしまいます。
ビーチは何キロも先まで人でいっぱいになります。
バルト海岸は数百キロにかけてこんな感じのビーチが続いているので、行っても行っても人だらけ。
きっとポーランドの全人口の5分の一くらいが夏はバルト海に押し寄せるとか、そんな印象を受けます。
水温が低いのになぜこんなに人が多いかというと、誰もが日光浴をしに来ているからです。
泳ぐのは3分程度(または0分)、あとは一日中ビーチに寝そべって日焼けするのです。
ポーランドは国の北部だけが海に面しているので、内陸に住んでいる人たちは海のミネラルが不足しがちなのだそうです。
なので夏だけでもこうやって海風に当たってミネラルを補給します。
海に囲まれた日本は何もしなくても海のミネラルをいつでも取り込めるので楽です。
日光浴をする誰もがパラバンという布製の風除けを立てます。
海風が強く体温が奪われてしまうのでそれを防ぐためです。
全長5mはある恐竜を作っている人もいました
時には町を散歩したり公園で遊んだり
帰路、車窓から
by ryoraspberryski
| 2009-08-23 03:29
| 週末・イベント・休暇